雨乞山には夕日が沈んで

わたくしのふるさとってこんなおはなしがあるところ

妖怪

大蛇と地形のこと

amagoi.hatenablog.com上記の上で書いた山一帯は、 どこもかしこも「地すべり危険区域」だそうで。地すべりが起きやすい場所だから大蛇のお話が多いのか、 大蛇がいるから地すべりが起きやすいのか、 それとも地すべりが起きやすいような場所を大蛇が好むの…

かわうそのこと②

「作物荒らすの何だろね?」という会話をしていたら、 ひょっこり祖母から出てきたうちの曽祖父のかわうそ体験談である。大して怖くはない部類の妖怪譚ではないかしら? 昔々、たぶんきっとまだ明治の頃。 末っ子長男で跡継ぎだった曽祖父は、 お姉さんの結…

もんにゃのこと

どんなものかはよくわからない。 単語の使い所としては「いい子にしてないともんにゃが来るぞ!」という、 「いい子にしないとおばけが来るぞ!」と同じように使う。 要は怖い何かヒトでないものの模様。 うちの祖父母の会話に出てきた何かなのだけども、 う…

能登島の昔話の妖怪のこと

平成20年にふるさと再発見講座 のとじまの昔話の会より刊行された『のとじまの昔話』をところどころ読んだので少し覚書。 ロクにメモをしなかったので、後で書き足すかもしれない。・鍛冶屋の婆 島別所に伝わる。有名な昔話の類型・千疋狼のものとほとんど変…

力六と河童のこと

七尾市中島町上町地区が舞台であるミソシ(いわゆる河童)の民話である。 あらすじとしては、六人力の力の持ち主であった男・力六が、天狗に勝って百人力の力を授かり、その怪力を河童に見込まれ熊木川で悪さをした大蛇の退治を依頼され、見事こなすと河童か…

マクラガエシのこと

石川県にでたという座敷わらしのような妖怪だそう。検索したらちょいちょい出ては来るのだけども出所については記載が見当たらない。 お話をみた感じ、結構あたらしいようなので、加能民俗とかあたりの本に採集の記録があるのかしら?と思う。

河童のこと④

一連の話 河童のこと - 雨乞山には夕日が沈んで 河童のこと② - 雨乞山には夕日が沈んで 河童のこと③ - 雨乞山には夕日が沈んで 祖父母との会話の記録である。 祖父は笠師地区の生まれ、祖母は豊川地区の生まれである。*1・「ミソシ」とか河童のことか? 自分…

ヒヒ退治のこと

ここでの狒々(ヒヒ)は実在の動物のほうではなく、大猿に似た妖怪のことである。珠洲の片岩のお話。 毎年2月5日の夕方になると、若い娘がいる家に白い矢が一本突き刺さった。 矢のあたった家は、桧で作った箱に娘を入れ、次の日神社の奥に人身御供として追て…

河童のこと③

前回と前々回 河童のこと - 雨乞山には夕日が沈んで 河童のこと② - 雨乞山には夕日が沈んで年末年始で帰省したので祖父から聞いたことを。 祖父は笠師地区の生まれである。 河童の類の話はあるのか? そもそもあまり数が無いよう。 川はあるが、比較的小さな…

龍灯のこと

竜燈、龍燈、竜灯等の表記もある。 怪火の一種である。*1魑魅魍魎類の類ではなく、神仏が化現する時に現れる。加賀能登の至る所に話は残っているが、 文章だと『四不語録』に富来の大福寺に現れたという話が残る。 『石川・富山 ふるさとの民話』にて同じ話…

そうはちぼんのこと

羽咋市に出たという記録が残る未確認飛行物体のこと。 光る円盤のようなものであったため、 怪火の一種とも分類されている。 羽咋市の「UFO」による町おこしはこの伝説と氣多大社の縁起による。石川県各地に伝承が残る龍燈の一種のような気もするが、 U…

河童のこと②

前回の 河童のこと - 雨乞山には夕日が沈んで 次の 河童のこと③ - 雨乞山には夕日が沈んで 郷土史の本を読んできたので。 地元の本ばかり読んできたので、私のふるさとである鹿島郡中島町だった所ばかりである。 呼称のこと 「みそし」「みずし」が混同し、…

女の幽霊のこと 

『四不語録』に記録されている化物。 水木しげるの『妖怪文庫』では、「力持ち幽霊」として紹介されている。 話の詳細は以下を参照にされたし。 力持ち幽霊 - Wikipediaちくま文庫の『奇談異聞辞典』の『四不語録』では「飯山」には「いいやま」と仮名が振ら…

かわうそのこと

「かぶそ」「かわそ」とも。 のとじま水族館にいるものとは別物である。*1色々化けたりいたずら程度のものもいるが、金沢城近くに出たものは人を食い殺しているので、獰猛なものもいるようだ。 水辺に出ることが多く、河童の一種ともみなされることもある。*…

河童のこと

能登にも「ミズシ」「ミソシ」「メーシリ」という名前のいわゆる河童っぽいものの記録が残っているのだが、分かりやすさを優先して「河童」とする。*1 「カブソ」「カワウソ」も河童の類とされることもある。性質としては、水辺できゅうりを食べてくるといた…

黒手のこと

現在の七尾市中島町豊田か豊田町に出たという妖怪。 詳しくは以下のリンクを参照にされたし。 黒手 - Wikipedia『黒手切り』には如庵(長連龍のこと)とあるので、1606年から1619年の間に出たのかもしれないが、だいたいこの手の文章は出家後の院号で書かれ…