雨乞山には夕日が沈んで

細く長く、地元の昔話を読んだり実際に見に行ったりしています

2015-01-01から1年間の記事一覧

廃村・集落跡へと行くには

週末、お天気が少々良かったので七尾市と志賀町にある廃村を目指してウロウロして、得たことをちょっとメモです。 グーグル・マップはアテにするな 航空写真なんどを使って場所の検討を付けたりするのにはとても便利ですが、ルート案内だけはいただけません…

大蛇について先程聞いたばかりのお話のこと

祖父が生まれた地域の堤についてのお話を見かけたので、祖父に「あの堤って大蛇が出たという話があるの??」と聞いてみたところ、「ちょっと違う地区だから聞いたことがないが、他の堤の大蛇の話なら聞いたことがあるぞ」ということで、この記事を書いてる3…

石川県道192号を行ってきた(廃村もあるよ)

暇だったので、そこそこの険道であるらしい石川県道192号をドライブしてみました。石川県道192号河内藤瀬線 - Wikipedia正直写真はあまりありません。 地図も持たずに、スマホのアプリを頼りに進んだのですが、途中から山奥なのでロクに通信も出来ず、頼りに…

能登島の昔話の妖怪のこと

平成20年にふるさと再発見講座 のとじまの昔話の会より刊行された『のとじまの昔話』をところどころ読んだので少し覚書。 ロクにメモをしなかったので、後で書き足すかもしれない。・鍛冶屋の婆 島別所に伝わる。有名な昔話の類型・千疋狼のものとほとんど変…

そういえば長氏ってすごいよなーってはなし

地元の殿だ!すごいぞ強いぞ!って話ではないんですが。畠山七人衆のほとんどが畠山氏にもともと仕えていた氏族出身が多いんですけど、長氏は元々能登の領主だったのに重臣になっているのに私感心。 それぞれの氏族がどのタイミングで仕えるようになったかは…

力六と河童のこと

七尾市中島町上町地区が舞台であるミソシ(いわゆる河童)の民話である。 あらすじとしては、六人力の力の持ち主であった男・力六が、天狗に勝って百人力の力を授かり、その怪力を河童に見込まれ熊木川で悪さをした大蛇の退治を依頼され、見事こなすと河童か…

温井舘址に行ってきた

前々からよく通る道の近くにあるらしいので行ってきました温井舘址。 どうでもいいんですが、太閤立志伝とかで温井景隆ゲットしても、大してステータス高くないので使いドコロが無いというか、もっとステータス高い他の武将を使っちゃうので持て余しちゃうん…

アクセス解析にあった「石川県七尾市中島町豊田」のこと

やる気とネタがあるときにしか書かないこのブログなんですが、久しぶりにアクセス解析なんてものを見てみたら「石川県七尾市中島町豊田 伝説」なんてログがありました。わお、とってもピンポイント!そんな方々へつらつら書いてみますよ。 うろ覚えと手元の…

マクラガエシのこと

石川県にでたという座敷わらしのような妖怪だそう。検索したらちょいちょい出ては来るのだけども出所については記載が見当たらない。 お話をみた感じ、結構あたらしいようなので、加能民俗とかあたりの本に採集の記録があるのかしら?と思う。