雨乞山には夕日が沈んで

細く長く、地元の昔話を読んだり実際に見に行ったりしています

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

豊田隧道のこと

豊田にある県道254号線のトンネルのこと。 50メートルもないの短いトンネルである。白山神社がある山の下を通るので、白山神社の方から回る鬱蒼とした道を通らずとも簡単にトンネルの上に上ることができた。*1 大して高くもないが、いい具合に遮るものが無い…

女の幽霊のこと 

『四不語録』に記録されている化物。 水木しげるの『妖怪文庫』では、「力持ち幽霊」として紹介されている。 話の詳細は以下を参照にされたし。 力持ち幽霊 - Wikipediaちくま文庫の『奇談異聞辞典』の『四不語録』では「飯山」には「いいやま」と仮名が振ら…

石だんすのこと

昔話に出てきた大岩のこと。昔々、信心深い翁が山の上に光る物を見かけたので、 行ってみればたんすのようになった大岩があり、 その引き出しが開いており、その中の宝物が光っていたのだった。 大岩は鍵穴もなく、取っ手も無い不思議なもので、 翁は宝物を…

かわうそのこと

「かぶそ」「かわそ」とも。 のとじま水族館にいるものとは別物である。*1色々化けたりいたずら程度のものもいるが、金沢城近くに出たものは人を食い殺しているので、獰猛なものもいるようだ。 水辺に出ることが多く、河童の一種ともみなされることもある。*…

石山合戦のこと

浄土真宗本願寺勢と織田信長との戦いのこと。 主戦場は摂津国石山である。能登とはかなり離れた場所の合戦ではあるが、能登からも一向宗が援軍に向かったという記録がある。*1当時の寺院の繋がりが垣間見える。 当時の能登の一向宗の動きとしては、他にも上…