雨乞山には夕日が沈んで

細く長く、地元の昔話を読んだり実際に見に行ったりしています

門前町神明原(廃村)を通ってみたこと

コロナ禍が猛威を揮いまくる昨今、いかがお過ごしでしょうか?
出かけたいけれども、他県や人ごみに行くのは憚られます。
なので、人のいない廃村をドライブすることとしました。

目的地はこちら。

輪島市門前町神明原(しめばら)です。

この神明原とお隣・木原月を見れば、なんとグーグルストリートビューがある。おまけに、ずっと道路が舗装されている。これはもうドライブするしかない。撮影したのが2015年だということだけがちょっぴり心配だったけれども、どれだけ変化しているのか比較するというのもまた乙なもの。

門前町馬渡からスタートです。ストリートビューで予習しといた光景に沿っていきます。

 

 

木原月行く途中までは、ありがちなすれ違いできるスペースもないような道ですが、結構綺麗でした。あまり植物で舗装がやられていないし、倒木・落石も見当たらない。結構新しい轍もあり、結構人が入っているようでした。

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これは木原月(ここも廃村の模様)あたり。明らかに水を引いているというか、人が住んでいた感がすごい。

やはり廃村を目指す時は水と電線を辿るに限るね。

この痕跡はわかりやすい事もあったけども、民家跡とか田畑の跡というのがわからなかった。再挑戦出来るか?

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木原月を少し行くと、空が広くなる。おそらく、この辺りから神明原に入ったのだろう。画面中央に奥の方にあったのは廃屋。納屋だったんだろうが、梁か何かだったらしい、先端にほぞがついた木材が転がっていた。

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着いたぞ、神明原!木月原の時はこの標識には気づかなかった。

グーグルマップでは北にある分かれ道のちょうど分岐の所にあった。北の分かれ道を見ると、まだはっきりとしたタイヤの跡がある。やはり人の出入りが結構ある模様。

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笹に埋もれていた看板。「燃やすまい」という単語が古めかしい。

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角度を変えてみる。なんかこのリス他にもみたこと有るような気がする。

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南側の分かれ道の先。こんな所でイノシシ捕まっても、いつ気づくのだろう?とか色々気になる。

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南側のお家の前にあった重機。機械の時間は止まってるのに、植物だけが時間を進めてるあたりがとっても諸行無常感すごい。

「触らない。入らない。眺めるだけ」をモットーにしてるので、ほんとに遠目で眺めただけだったので、どこの機械だったかとか見えないかもうちょっと丁寧に見ておくべきだった。

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南側の分かれ道を少し過ぎた辺り。ここも畑か田んぼがあったんだろうという感じがして、実に切ない光景。

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神明原を過ぎて、志賀町に入った辺りにこういう看板があった。右下のイラストに昭和を感じる。道を挟んで反対側に高爪神社の奥の院へと行く道がある。

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さっきの看板の上にあった看板。時の流れを感じますね。

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高爪山を降りた辺り。田んぼらしい形を留めているものの、しばらく人の手が入っていないのだろうとよく分かる。田んぼの周りに電気柵とか有刺鉄線もないし、そのまま荒れ地になるのだろうな。

 

あとは高爪神社の鳥居の近くを通って、国道249号に出てから帰宅。この災厄が鎮まったら他にも出かけたい。

 

 

2021.02.01 タイトル変更と誤字訂正