雨乞山には夕日が沈んで

細く長く、地元の昔話を読んだり実際に見に行ったりしています

河童のこと②

前回の 河童のこと - 雨乞山には夕日が沈んで
次の  河童のこと③ - 雨乞山には夕日が沈んで


郷土史の本を読んできたので。
地元の本ばかり読んできたので、私のふるさとである鹿島郡中島町だった所ばかりである。

  • 呼称のこと

「みそし」「みずし」が混同し、「みそし」の方が古い。*1
「カッパ」系統の呼び方はされていなかったようだ。*2

  • お話が残っている場所

上町
小牧
土川(ユノカミ)
豊田
鉈打
笠師(ソウベエの湯の下)
瀬嵐(海にも出たらしい)
藤の瀬

  •  

大体、お礼に持ってくる魚は臭くて食べられたものじゃなかったらしい。
上町の河童は、いたずらしたというお話と、
河童を食らう大蛇を退治してくれと怪力の持ち主に依頼するお話の2種類がある。
お礼はやはり河童の妙薬である。

*1:室木弥太郎『鹿島郡中島町のミソシ(河童)』加能民俗4の3

*2:ハリー・ポッターシリーズだとkappaって書かれてた。やっぱりWaterImpなんてざっぱな括り使うべきじゃないんですね