雨乞山には夕日が沈んで

細く長く、地元の昔話を読んだり実際に見に行ったりしています

温井舘址に行ってきた

前々からよく通る道の近くにあるらしいので行ってきました温井舘址。
どうでもいいんですが、太閤立志伝とかで温井景隆ゲットしても、大してステータス高くないので使いドコロが無いというか、もっとステータス高い他の武将を使っちゃうので持て余しちゃうんですよね。ほんとどうでも良い。
というか、能登畠山氏関連の武将は織田氏関連の武将と比べちゃうと平均的に低いんですけどねー。コーエー史観ってこうして根付いていくんだな。

閑話終了。以下に、行ってきた時の写真などを貼っておきます。

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アクセス解析にあった「石川県七尾市中島町豊田」のこと

やる気とネタがあるときにしか書かないこのブログなんですが、久しぶりにアクセス解析なんてものを見てみたら「石川県七尾市中島町豊田 伝説」なんてログがありました。わお、とってもピンポイント!そんな方々へつらつら書いてみますよ。
うろ覚えと手元の資料だけで書くので、補完して参考にしてくださいませませ。

豊田の地名

今でも「トイタ」と発音する人がいるが、これは幕末辺りに書かれた『能登志徴』でも「発音がおかしい」とかあるんですが、数百年そう発音していたら、「トヨタ」でも「トイタ」でもどっちでも正解だよ、って言う気になります。
「トイタ」と発音するのは、いまの金沢市戸板の辺りの武士が治めていたための名残だそう。
となりの豊田町は豊田から独立した地区である。安土桃山~江戸初期の間に独立はしたらしいが、何時なのかははっきりしてない模様。
あの辺りの地域の名前『豊川』は、特に大きな村だった豊田と土川からとって付けられたとのこと。

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マクラガエシのこと

石川県にでたという座敷わらしのような妖怪だそう。

検索したらちょいちょい出ては来るのだけども出所については記載が見当たらない。
お話をみた感じ、結構あたらしいようなので、加能民俗とかあたりの本に採集の記録があるのかしら?と思う。

資料に目を通してきたよ

転職したらなんか上手いこと時間がとれずに鬱憤がたまっていたので、少しばかり図書館で資料に目を通してきました。
七尾市の図書館は、各図書館ごとに蔵書が違うので、次はまた別の図書館に行かないと。
ちなみに、七尾市内の図書館では一冊しかない『三州奇談』を持ってるのがちょっぴり自慢です。誰にするわけでもないけれども。

メモがあまりにもヒドイ殴り書きなので、その書き直しです。とりあえず後で自分がわかりゃぁ良いというものです。

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河童のこと④

一連の話
河童のこと - 雨乞山には夕日が沈んで
河童のこと② - 雨乞山には夕日が沈んで
河童のこと③ - 雨乞山には夕日が沈んで


祖父母との会話の記録である。
祖父は笠師地区の生まれ、祖母は豊川地区の生まれである。*1

・「ミソシ」とか河童のことか?
自分「(ミソシって)河童ではないの?」
祖父母「違う」
自分「では、川に住む妖怪のこと?」
祖父母「そう」

・呼び方について
自分「前にも聞いたお祖父ちゃんから聞いた“ミソズ”という呼び方。民俗の本(加越能民俗を指すつもりで)でも見たことなかった」
祖父「そうか?」
自分「でも、“河童”という言い方ではなかったんだよね?
祖父「そうや。キュリ食べて堤に行くとイタズラをすると聞いた祖母さん*2から聞いた」
自分「河童みたいやね」
祖母「でも、河童とは聞いたこと無いね」

以上。
祖父母にとっては「河童」はお伽話では聞くけれども、近所に潜んでいる生き物ではなく、近所に潜んでいる水妖は「ミソズ」または「ミソシ」である。あくまでも河童ではない、とのこと。
やはり「河童」という呼び名でない以上、やはり「河童」とひとくくりにしてはいけない模様。

呼び方などはは他の家の高齢者に聞いたら変わるかもしれない。
少なくともうちの祖父母が聞いた話は少なくともこうなのである。

*1:細かい地名とかは分かる人が分かってくれれれば十分嬉しい

*2:祖父の祖母。コレを書いてる自分から見たら高祖母になる

新しい『ぬ~べ~』読んだよ

ここ最近はお出かけで温井町近くを通ったので温井館跡でも見ようかと思ったけれど場所が分からずすごすご帰ったり、新しいぬ~べ~というか『地獄先生ぬ〜べ〜NEO』を読んだりしていました。今度はちゃんと下調べしてから行こう。
ぬ~べ~なのですが、妖怪・黒手が出るってことで読んだんですよ。「原本散逸してるし写本もどこにあるのかわからないような物語出典の妖怪がこんなふうに登場するなんて!いやぁ、昨今のゲラゲラポーしてる妖怪ブームって素晴らしいなぁ」とか思いつつ読んでたら、触手プレイの触手扱いでしたね、黒手。見たり触れたら命危ない系の妖怪なのに。もっと毛むくじゃらで爪もあるイカツい手だっていう描写もあるのに。あ、でも物語で3人の僧に化けたりもしてたから、分裂とかは問題なさそうですね!

それはそうと掲載誌のせいなのか、久しぶりのぬ~べ~を「こんなにおっぱいとパンツに溢れたマンガだったかしら?」と気になったのですよ。小学生の頃に読んだぬ~べ~をまた読まなきゃ。

【おまけ】
嗚呼! やる夫道 AAで読む奇談怪談 第三十話 ~黒手切~
やる夫スレとか問題なければ紙芝居な感じで黒手切のお話が楽しめるので良いですよ。

それはそうと、このスレだと郡主のことを「如庵」とだけ書いてあるのですよね。長連龍ってば信長の野望とか太閤立志伝とかで大して突出したステータスのないマイナー武将なので、「如庵」なんていう法名知らないか。ちょっと寂しい。

三州奇談にある富田流のこと

三州奇談に富田流(中条流)についての記述があり、剣豪の名前がどやどや出てきて面白かったので、なんとなく分かりやすいような現代語に直して記録しておく。自分が後でわかりゃぁいいので、ただしい日本語云々は知らないのである。ちなみに、句読点は原文のままであり、改行等は自分が見返しやすいようにしたものである。

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