雨乞山には夕日が沈んで

細く長く、地元の昔話を読んだり実際に見に行ったりしています

石川県道192号を行ってきた(廃村もあるよ)

暇だったので、そこそこの険道であるらしい石川県道192号をドライブしてみました。

石川県道192号河内藤瀬線 - Wikipedia

正直写真はあまりありません。
地図も持たずに、スマホのアプリを頼りに進んだのですが、途中から山奥なのでロクに通信も出来ず、頼りになりませんでした。
こういうのがデジタル化の弊害というヤツですね。

兎に角。
スタートは終点である七尾市中島町藤瀬の県道23号線との交差地点からです。

そこからどんどん進んでいきます。
基本的に一本道ですし、ヘキサゴンはなくとも「石川県」と書かれたポールがありますので迷いようがありません。

まず最初の七尾市中島町河内の集落を抜けて、そこそこの距離を行くと七尾市中島町別所の集落に出ます。
狭い道なので、冬なんか大変そうです。

中島町別所から先は冬季閉鎖期間だそうです。
林道のような道と、時折広い場所に出たかと思うと荒れた田畑が広がるだけ。
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手が入った田畑は見えませんでしたが、お山の方は少し手が入っているようでしたので、林業関連の方が通っているのだと思います。
もしかしたら、手入れされた田畑もあったのかもしれませんが、時期が時期なので草が生い茂りすぎて気付かなかったのかもしれません。

写真にも写っていますが、電線とポールを頼りにどんどん進んで行きます。
電線とポールがあるから自信を持って進めたわけなのですが、あまりナンバー入り六角形を見かけません。
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基本的にこんな道なので、舗装された林道を進んでるって気もしてきます。

結構山を登っていきますと、やがて丁字路に出ます。

上の地図の地点です。

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七尾市方面からみるとこんな看板が見えます。
ちなみに、この「須久保」ですが廃村です。

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こちらは須久保へ続く道。
192号からまっすぐ伸びているし、電線もそちらへと伸びていますが、舗装はすぐになくなっています。


というわけで、192号からまっすぐ進んで廃村・須久保へ寄り道です。
舗装されていない道を、電線を頼りに進んでいくと、再び道が舗装された道が現れます。
道が舗装されているとは言え、周りには何もありませんが、木々が切り払われて広い場所が道の横に広がっていました。
田畑の跡らしいものも特には見えず、もしかしたらかなり昔には建物があった場所だったのかもしれません。

再び舗装された道を2,300メートルほど進んだあたりで、左手に古びた倉庫が現れました。
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右手には野原が広がります。
段が見えるので、田畑があったのでしょうか。やはりあまり手入れされた様子は見られません。
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倉庫が3軒、空き家も同じく3件ほど残っており、192号沿いにあった電線は一番奥の空き家まで続いていました。
電線は終わりといえども、舗装された道はまだ続いていますので、更に進んでみますが、集落を抜けてすぐに舗装は終わってしまいます。
車を切り返す場所を探しながら更に進むと、道の脇にトラックが見えました。
手入れされた田畑があるのか、それとも林業なのか、と考えながら進むとさらにショベルと伐採された丸太が並べられている光景が見えます。
なんだかんだ人の出入りはあるようです。

192号に戻るべく集落へと引き返す途中、お墓があることに気づきました。
時節柄、供えられた花の色が鮮やかでした。


丁字路を曲がって、192号に戻ります。
青々と伸びた草に隠れていましたが、そこで初めてヘキサゴン付きのポールに出会えました。
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その先は兎に角お山を登っていき、登り切って少し下りに入ったところで七尾市カントリーサインが現れます。
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振り向いたついでに、別所岳への林道の標識が見えました。今度はそちらも行ってみたいものです。
ちなみに、穴水町側のカントリーサインは気づきませんでした。
葉っぱでも隠れてしまっていたんでしょうか。

穴水町側は割りと快適な下り道でした。
ところどころ林業に使われている脇道がありましたが、廃墟も電線も何もないただの林道という完治でした。

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鳳珠郡穴水町河内の県道50号との丁字路に出て、192号完走!
なかなか運転していて楽しい道でした。


その後、コンビニ寄りたくて県道50号を通って穴水駅方面に向かったのですが、穴水町河内の集落を通る道とか実に狭い使いづらそうな道なので、この50号も始点から終点まで運転したいですね。


参考
www.aikis.or.jp
須久保については、こちらを見て予習しておりました。