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雨乞山には夕日が沈んで

わたくしのふるさとってこんなおはなしがあるところ

「わし」のこと

万葉集巻十六*1に収められた歌に出てくる文言のこと。

梯立の 熊来のやらに 新羅斧 堕とし入れ わし
懸けて懸けて 勿泣かしそね 浮き出づるやらと見む わし

新羅斧の歌と熊木酒屋の歌にも出てくる謎の言葉「わし」であるが、「わっしょい」というような意味の言葉であるらしい。だが、この言葉を入れられている意味がよくわからないのではないだろうか。高価な斧を落として、何がワッショイなのかと。
コヤブ歴史堂*2では、この歌を「万葉集には人が大事な物を落とした時に何ふざけているのかと怒りたくなる歌がある」と紹介し、その際に「今で言う「ゲッツ!」や「フォー」のような当時のギャグではないか?」という解説があった。七五調を乱しいまいち語呂が悪いというのに、2首にも入れられているので、当時もしくはその当時の熊木ではかなり流行っていたのだろう。
流行りのギャグなのならば、ギャグを交えたコミカルな歌なのだろうが、当時のギャグというものが分からないので、もうこの歌のニュアンスはわからないのだろう。

【参考】
コヤブ歴史堂の魅力|こはにわ歴史堂のブログ*3

【関連?】
熊来酒屋のこと - 雨乞山には夕日が沈んで

*1:この巻の歌は面白い物が多い。歌の説明文の物語も面白い

*2:非常に面白い。石川でも数週遅れで放送されているので、是非見ることをおすすめしたい

*3:番組だけでなく先生のブログもおすすめしたい