昔話に出てきた大岩のこと。
昔々、信心深い翁が山の上に光る物を見かけたので、
行ってみればたんすのようになった大岩があり、
その引き出しが開いており、その中の宝物が光っていたのだった。
大岩は鍵穴もなく、取っ手も無い不思議なもので、
翁は宝物を手に入れて戻ってからは、その石のたんすが開いていることを見ることはなかった、というような話だったような気がする。*1
祖母の話によれば、石だんすがあったとされる山はガンジョウジより西のほうとのこと。
ちなみにこの話、町史の類で見たことがなく、
確認したいのならば『いろり火』をお勧めする。*2